子育て日記 「生まれてきてくれて、ありがとう〜前編〜」

1本のろうそくの火を見つめる、娘のキラキラした瞳。
家族で「ハッピーバースデートゥーユー」を初めて歌いました。
1年前の今日、娘は生まれました。
誕生日になるとを誰かに歌ったり、歌ってもらったりします。
もしかしたら、生まれた瞬間のために、この歌はあるのかもしれないと、私は1年前を振り返って、思いました。
当時私の妊婦生活には安定期がなく、入退院や実家での安静生活を繰り返していて、それは出産の当日まで続きました。
初めて入院した時は夏で、退院する頃にはもう秋でした。
24時間点滴に繋がれて、自由にトイレも行けず、お風呂にも入れないような日々だったけれど、とても懐かしい思い出です。
安静生活を乗り越えての出産前夜。
予定帝王切開が決まっていて、初めての手術でもあり、とてもドキドキしてあまりよく眠れませんでした。
窓際のベッドから、夜の静まり返った街をひとりずっと眺めていたことを覚えています。

そして、初めての出産……。

まるで「にゃーにゃーにゃー」と仔猫が鳴いたような、可愛らしい産声が聞こえました。
初めて見るムスメの姿。
この子がさっきまで私のお腹の中にいたのだと思うと、とても不思議です。
何か気の利いた言葉を言おうと思ったけれど言えなくて、ただ、ひと粒、涙がこぼれ落ちました。
その日から「初めて」がたくさんの日々が、始まったのでした。
〜次回・後編へ続く〜
【なっきい】

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