薔薇は、ギリシャ神話の愛の神が生まれたときに誕生したといわれています。花言葉の一つである「愛」も、その時に生まれたそうです。さらに「純潔」は、のちに聖母マリアの花とされたために生まれました。和名の「薔薇」は「いばら(茨)」の読みが、なまったものだといわれています。古くから、想い人へ気持ちを伝える花として用いられ、恋愛に関する花言葉が多いことでも有名です。また、本数や色によってもその意味は変わってきます。本数でいうと、例えば1本だと「一目ぼれ」「あなたしかいない」となり、2本になると「この世界は二人だけ」という意味になります。さらに、3本になると「告白」。4本では「死ぬまで気持ちは変わりません」となるなど、本数が増えるにつれて思いは増し、99本で「永遠の愛、ずっと好きだった」、999本で「何度生まれ変わってもあなたを愛する」となります。色については、例えば赤い薔薇には「あなたを愛してます」「愛情」などの意味があります。青い薔薇は「夢かなう」「奇跡」、黒い薔薇には「あなたはあくまで私のもの」という思いが込められており、部位や花の開き方によっても意味が変わってくるため、さまざまな種類の薔薇を、探せば探すほど愛と言葉の可能性も広がります。さて、あなたは誰に贈りましょう? 愛の言葉。感謝の意味。あなたが大切だと、どうやって伝えましょう?記念日に、思い出に。届けた言葉が、薔薇のとげのように。伝えたかった言葉は、痛みだったような。でもそうではない美しいものを、残すことだって、あるかもしれません。【詩人・大野弘紀】
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