春の風物詩となっている、第14回「人形のまち岩槻 まちかど雛めぐり」が平成29年2月25日(土)から始まった。岩槻は国内でも有数の人形の産地であり、伝統工芸品である「岩槻人形」と「江戸木目込み人形」の産地として國からの指定を受けている。そのような岩槻の特性を活かして、岩槻駅東口の周辺エリアを中心に参加各商店などには個性も豊かなひな人形が3月12日(日)まで飾られていた。
初日から好天にめぐまれた、今年の「まちかど雛めぐり」。岩槻駅東口前にあるWATSUに挟まれたクレセントモールでは、オープニングセレモニーが開催された。 新しい出口の通行も可能になった、新装の岩槻駅からは地元の小学生がお内裏様やお雛様に扮してパレードを行った。 また、会場には伝統的な「木目込み人形」の手法でストラップ作りを体験できるブースも設けられていた。
開催中は区内の各所で江戸時代に作られた人形など、貴重な雛飾りやつるし雛などが展示されていた。なかでも弊紙が注目したのは、老舗の料亭や人形店に飾られていた「大きなひな人形」飾りだ。数は少なく、段飾りのひな人形とは異なる迫力を持つもの。「高砂」や「桃太郎」などのさまざまな飾りは、人形作りの多様性を感じさせる。
今回は愛宕神社で初めて、参道にある27段もの階段を利用して約300体のひな人形を飾る「岩槻愛宕神社大ひな段飾り」が行われた。晴天に恵まれた初日は、珍しい光景に記念撮影をするおおぜいの親子連れも目立った。この企画は「岩槻中心市街地まちづくり協議会」が中心となったもので、区内34の自治体への呼びかけにより、さまざまな世帯から約1000体の人形が提供されたという。これらの飾りは期間中、毎週土日に入れ替えて公開された。
岩槻区観光案内所は、橋上化された岩槻駅社に設置が予定されていたもので「まちかど雛めぐり」の開催に合わせてオープンした。岩槻を訪れる方々に観光情報を発信、提供する拠点としての活用も期待されている。
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