ペットの野良猫、モンタ物語 「僕は捨て猫、モンタです」47、48話

ペットの野良猫、モンタ物語「僕は捨て猫、モンタです」
第47回 『探してみたの?』
ペンネーム キカン坊


 

「今日もチビの姿が見えないね、どうしたんだろう、今日で3日目だよナ」
「日中は遊びに行っていなくても、夕方には必ず帰ってくるのにね」
「最近食欲が無かったから心配していたんだけどな」
「探してみたの」
「うん、今日も近くを廻ってチビの名前を呼んできたんだけど戻って来ないね、明日はもう少し範囲を広げてみようかな」
「近所の人にも聞いてみたほうがいいんじゃないの」
「新聞配達の人にも、郵便配達の人にも、うちのチビを見かけなかったか聞いてみたし、車の事故など なかったかを聞いてみたんだけど、そういう事は無かったらしいよ。」
「何か分かったら知らせてくれる事にはなっているんだけどな」
「どうしたんだろうね、うちよりかわいがってくれる所を見つけて元気でいてくれればいいんだけどね」
「うん、それならいいんだけど」

ペットの野良猫、モンタ物語「僕は捨て猫、モンタです」
第48回 『オイ、寝てるのか?』
ペンネーム キカン坊


 

「ガタン、ガタン」
「ガガガガー、ガガガガー」
久子ちゃんが住んでいた家の前で、大きな建設用の機械が運搬車のトレーラーから降ろされました。
建物を解体する時に使う機械です。
まっすぐに久子ちゃんたちが住んでいた家に近づいてきます。
ヘルメットかぶった5人程の作業員が集まりました。
「この家が今日取り壊す家だ、まず中を点検するから機械のエンジンを止めろ」無精ひげのごつい顔のおじさんが言いました。
玄関の硝子を壊して鍵を開け、中に入りました。
「まず、ガスと電気と水道の確認をしろ、それから家具類を外へ出せ」と指示しました。
一番奥の部屋に入っていった無精ひげのおじさんは「アレ」と言って足を止めました。
きれいな座布団の上にネコが丸まって気持ちよさそうに寝ているのが見えたからです。
「オイ、寝てるのか?、あのナこの家こわすんでナ、悪いけど外へ出てくんネーか」

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