大地震からの教訓 停電と断水にどう備えるか?

地割れの様子(撮影=災害NGO 結)

平成30年9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」では、逆断層型の揺れにより土砂崩れなどで死者41名、負傷者681名の被害(9月12日・政府発表)が出ました。
苫東厚真火力発電所ではボイラー管破裂により発電を停止。
連鎖的に北海道全土の発電所が停止し、大規模な停電(ブラックアウト)に見舞われました。
電気が使えなくなったため、またしてもライトやカセットコンロ、ガスを求める行列が各地のホームセンターに発生。
入店まで3時間以上並んだお店もあったようです。
また、室内で発電機を使用し、一酸化炭素中毒で亡くなるという事故が3件もおきました。
燃料がカセットガスの発電機でも排ガスが出るので、室内での使用は絶対にしてはいけません。
さらに、停電により水道のポンプが止り断水。
給水車が出動したものの、「容器持参」の場所が多かったため、今度はポリタンクが売り切れました。
容器がない場合は、ゴミ袋を二重にしてリックサックなどに積めると、10リットル程度の水を運ぶことができますので、ぜひ覚えておきましょう。
札幌市清田区では、液状化により広範囲に道路や家が傾きました。
さいたま市でも沼や水田を埋め立てて造成した住宅地が多く、決して他人事ではないのです。
ちょうど入場無料のセミナーがあるので、ぜひ聴講してその日に備えましょう。

◎地震対策セミナーのお知らせ
「関東地方直下の誘発地震に備えなさい:さいたま市の活断層と液状化現象」
講師:都司嘉宣(元東京大学地震研究所)
【日時】平成30年10月26日(金) 14時〜
【場所】大宮ソニックシティビル4階
【主催】さいたま市商工会議所(TEL:048-641-0084)

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