ジャズと教育 基礎がなければ台無し!

前回、ジャズのアドリブの力は社会人として必要とされる力と合致しているのではと書かせていただきましたがそこで忘れてはならないことがあるのです。
それは「基礎基本」。
アドリブはコード(和音)に合った、もしくは合うと思う音を奏でていきます。
背中がゾクゾクする快感に身をつつまれるような演奏をするためにはコード進行という約束事をしっかり理解していなくてはなりません。
無着成恭氏が子供電話相談室で「型破りと形無し」の違いについて質問を受けた時「そりゃあんた、型がある人間が型を破ったら『型破り』、型がない間が型を破ったら『形無し』ですよ。」と回答したそうです。
ジャズにもそのまま当てはまります。
自由奔放に演奏しているように見えるアドリブですが、人の心に響く音を奏でるプレーヤーは基礎としての型をしっかり持った上で演奏しているのです。
翻って教育はどうでしょうか。コードに当たるものは教育の世界でも当然あります。
国語で言えば文法がそれにあたります。
音符ならぬ文字をただ適当に並べても文章にはなりません。
文章にするための並び方のルールがあるのです。
しかし、そのルール内でどのような言葉を選ぶかは全く自由です。
人の心を打つ文章は音楽と同じくその人の研ぎ澄まされた感性、豊富な語彙から選ばれた言葉の連続なのですが、そうなるには文字の並べ方、語彙という基礎基本があってこそなのです。
その基本がなっていなければジャズであろうと文章であろうと人の心を打つどころか耳障り、目障りなものになってしまいます。
さて、2018年12月17日(月)ワッツ東館 十二時〜一時に私の所属するジャズバンド「スイングドールズ」演奏します。「形無し?台無し?」になっていないかどうかご確認を。
【「共栄大学客員教授・岩槻Jazz 代表」今村信哉(Shinya Imamura)】

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