旧区役所跡地に優美な姿を現した岩槻人形博物館、また、同じ敷地内で建設工事が進められている「にぎわい交流館いわつき」。それぞれ異なる用途の公共施設であるが、翌2020年2月22日に同時オープンする。東京オリンピック・パラリンピックの開催される年に、このような特色ある施設ができることは、国内外の方にも岩槻に来てもらえる絶好の機会づくりにもなり、岩槻の今後のまちづくりのターニングポイントにしたいという市民団体の声が上がっている。こうした流れを受けて、地域情報紙らうんじ紙面などでも賛同者を募り、誰でも個人資格で参加可能な「この指と~まれ」方式で立ち上げた「岩槻にぎわい創出市民委員会」が、まちづくり市民フォーラムを企画した。2019年6月29日(土)の午後、岩槻駅前のコミュニテイセンター5階で開催された市民フォーラムのテーマは「さいたま市岩槻区のにぎわいの新たな姿を考える」。パネルデスカッション方式で、3人のパネラーが登壇し、橋本正法氏(全国まちの駅連絡協議会事務局長)は、全国組織で各地に展開している「まちの駅」の基本的な考え方や実際に地域の活性化に繋げている実例などを挙げて説明していた。戸塚順子氏(日本文化体験の会代表)は、地元で長く「和の文化」を伝承する活動を通して日頃感じている岩槻の魅力や歴史や自然環境や伝統文化の残る岩槻の可能性について話していた。岡崎繁氏(さいたま市未来都市推進部、元岩槻区副区長)は、行政に長年携わって来て感じる行政側の限界や、まちの活性化の基本は地元市民の熱意と行動力であると熱く話していた。登壇した3氏からは、コーディネーター役として小島加奈子さんがそれぞれの活動や専門分野から見た岩槻の新たな姿への提案などを対話方式で上手に引き出していた。小島さんは岩槻あそび隊つきぐるみ代表でもあり、現在小学生を頭に3人の子育て中で、子供が自由に遊べる場所作りの活動もしている方で、子育て世代としての質問も入れていた。雨天の中60人近く集まった参加者との質疑応答でも笑いもありながら率直で丁寧な話し合いのできた市民フォーラムに思えた。すでに次回の日程は決まっているが、内容については今回の市民の意見や提案を参考にして決めたいとのことである。市民(当事者)として参加されてみてはいかがか。【編集部・奥山】
◎次回日程2019年11月23日(土)13時半~岩槻本丸公民館1階視聴覚ホール(定員188名)
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