小さい頃から音楽に親しみ、音響等の仕事やさいたまトリエンナーレ2016などのアートプロジェクトをきっかけに色々な音楽に出会った私が、音楽について綴ります。楽器というのは実にさまざまなものがある。ピアノ、バイオリン、トランペット、フルート、スネアドラムなどなど。西洋のオーケストラで使う楽器以外にもその地域でしか使わない民族楽器などとにかくたくさんのものがあり、楽器の歴史の中で使われなくなってしまった楽器も含めると数え切れないほどの種類が存在する。そのほとんどが今回話題にあげる民族楽器と言われるものだ。民族楽器とは特定の民族との繋がりが強い楽器と言われている。私としては、そんなこと言ったらトランペットだってそうなのでは??と思うのだけど、厳密にいうとそうではないらしい。うーん、難しい。実はこれらの楽器の多くはその土地にあるもので作られ、生活に使う道具として使われている。例えばアフリカの楽器でトーキングドラムというものがあるが、これは遠くにいる同じ民族と会話をするための道具として使用されていた。こんな形で発展していったものだから、その土地の素材でしか出ない音をするため「わざわざ輸入して手元に置きたい!」と思う人も多い。特に旅行先で「気に入った民族楽器を現地で買って持って帰りたい!!」となったとき、注意してほしいことが一つだけある。日本に輸入できない素材が入っていないかということだ。例えば、古いアンティークのピアノ。実は昔のピアノの鍵盤は象牙が使われていた。今はそんなことないのだが、象牙はワシントン条約で輸出入が制限されている。他にも、ワシントン条約に規定されている木を使ったギターとか、ヨーロッパの楽器店でたまたま気に入ってしまった角笛だったりとか。現地で一目惚れして買ってしまったのに日本に帰ってきたら没収!なんてことも。楽器を海外で買うときにはくれぐれもご注意を。【うえぽん】
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岩槻郷土資料館だより【26】 夏子博「むかしのおもちゃの体験と展示」
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