ペットのお悔み

やわらかな布で包まれ、飼い主さまの手で優しく抱っこされているヘラちゃんの亡骸を背に、一緒に暮らしてきたインコの家族たちが声をかけるように鳴いていたのが胸を打ちました。
さいたま市岩槻区在住 ペンネーム:こんちゃん様 女性 (故セキセイインコ:ヘラちゃん)

【①故ペットちゃんと一緒に過ごした思い出を教えてください。】 
まだ幼かったので飛ぶことが上手くできませんでしたが一生懸命、大人のセキセイインコ(タカちゃん)の真似をして、飛ぶ練習を毎日楽しそうにしていました。
ペアで飼ったセキセイインコ(パピちゃん)と常に一緒にいてケンカも多かったのですが、好奇心が旺盛で人が見ていないとイジケて甘えたそうにしているのが可愛かったです。

【②ご自身が望む、動物と人との未来に意見があればお聞かせください。】
もっと人と動物が平等に生きやすい環境になってほしいと願っています。
動物にも人間と同じ感情があります、人間の身勝手な行動ひとつで捨て子や殺処分にならないような未来を強く望みます。
殺処分を廃止するために、ペットショップでは雑貨の販売をメインとし、身よりの無い子の場所【里親募集】の場所を大きく設けたらどうかなと、考えていたときもありました。
むやみに新しくペット動物を増やし競売にかけ続けていく必要はないのでは、と思ったからです。
動物を大事にできない人がひとつの命に対して多数の意見を押し付けて、処分してしまうのは最低です。
動物はオモチャじゃない。

ペンネーム:こんちゃん様、この度はWEBらうんじ【生活のコラム・ペット】へのアンケート取材にご協力いただきありがとうございました。

現在、日本全国の犬猫殺処分数は動物愛護管理行政 様の(平成30年12月28日)統計によると、平成29年度:引き取り数100,648匹の内、里親が見つからず(施設での病死を含む)殺処分数は43,216匹となっています。
過去10年間の推移を見ると、殺処分数は3分の1以下に減少となっています。
この背景には、保健所の引き取り数の減少や、引き取り数に対する殺処分の割合(殺処分率)の減少があるとされていますが、あくまでも自治体からの報告に基づいて行われた統計です。
地域の眼が届かず、明らかに報われていない命に関しては、犬猫に問わず様々なペットを含めると虐待・虐殺・外猫たちの過酷な生活など、たくさんの課題が残されています。
大切なことは、私たち一人一人が近くで生きる命をしっかりと見つめていくことです。

らうんじは、地域のさらなる動物愛護意識の深まりを願い、皆さまへ【暮らし・ペット】のコラムとしてお届けしています。
故:ヘラちゃんのご冥福を、らうんじスタッフ一同、心より祈っています。

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