音楽と私 「音響を扱うという仕事」

らうんじ【岩槻】特別編集ページtamakoti

音響の仕事にも色々な種類がある。
音楽などのLIVEや演劇で使われる音響(PA)、テレビの音声を収録する人や調整する人(MA)、効果音を作成したり選んだりする人(音響効果)、それから冠婚葬祭の音響など。
私が主に行なっていたのは結婚式の音響だ。
他の音響と違うのは、まずリハーサルがないことだ。
だいたいの流れはどの結婚式も同じだからというのもあるけど、一発本番が当たり前。
でも、結婚するお二人にとっては人生の中でもすごく大事な大舞台、当然音楽をかけ間違えたなんてミスは許されない。
だからこの仕事をしている人の中には緊張のあまり前日寝られないなんていう人もいるらしいと聞いたことがある。
私がこの仕事をとても魅力的に感じた理由は、音でその空間を演出することができるということだ。
演劇などのようにあらかじめどんな状況になるかわかっているわけでもなく、ライブPAのように音楽家が奏でた音を届けるだけの仕事ではない。
その場の空気に合わせて音量を調節しながら盛り上げたりしんみりとした空気にさせたり自由に動くことができる。
じつは、人の心理に与える音楽の効果というのは結構大きくて、実際に体験するとわかるのだが、音量の上げ下げによって拍手の大きさが変わったり、涙を誘う場面での盛り上げ方もそれ次第であったりする。
ただ一つ難点は、年齢を重ねると主役のお二人よりも自分の年齢が上がってしまい、その事実に気がつくとちょっと居たたまれなくなる時があることぐらいである。
音の仕事をしたいと悩んだ時の一つの選択肢にいかがだろうか。
【うえぽん】

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

無料イラスト素材【イラストAC】

アーカイブ

お勧め記事

  1. 【す】捨てたイノチの空しさ す-「民主化していない奴は帰還させないでくれ」と、共産党の徳田球一…
  2. オーストリアのシンポジウムで人の背丈もある一木つくりのスプーンとフォークをみてびっくりした。 …
  3. 2026/8/16

    岩槻川柳会
    近詠作品より                 長寿会 声は出かいし 元気良い 遊佐 弘 免許証…
  4. 2026/8/16

    今月の短歌
    しきなみ短歌 7月例会の高点歌 カーテンを 開けた男の子に 手を振れば 笑顔がかえる 散歩の道に…
ページ上部へ戻る