学童で勤めた私が当時のことを振り返り、気づいたことを綴る「子供たちとの関わりの日々」の記録です。
「伝えるべきこと」と「伝えたいこと」の差に戸惑ってばかりでした。宿題を出すときに「自分で考えさせねば」と教えずにいると、保護者がお迎えに来られたり、遊びで「鬼をやって」と一方的に言われて、嫌な役を押し付ける印象から「やらない」と突き放したり。子どもと同じ世界観になろうとして、同じ口調で不適切になることもありました。自分が「何を思うのか」と「何を言葉にしたのか」に目を向けたとき「言っておけばよかった」ことと「それじゃなかった」ことがたくさんありました。何かをやめさせたいとき、させたいとき、もどかしさのいら立ちから、感情的になりました。怒ればいいというものでも、言うことをきかせればいいというものでもなく、分かっているはずなのに合う言葉が、いざというときに出てこないのです。「言うことをきかせるのが仕事」というのはじつのところ誘導、支配、操作、でした。それでも、自分なりのベストを尽くしたのです。温かく、柔らかく、優しく、何か大きく包むような言葉を目標に届かなさを恥じる日々でした。結局は「気持ちをどんなふうに言葉にするか」ということで、互いの関係があってこそ体験です。責める必要はなく、目指すものが、私をここまで連れてきてくれました。その至らないものも含めて、学びだったのです。【ともくん】
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Δ
交通安全 「赤い三角に気をつけて!!」
火元に投げるだけ 初期消火にファイテック
トップページに戻る
移動済み情報記事一覧へ
Copyright © WEB ら・みやび 岩槻 All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。