Miles Ahead Miles Davis+19【ジャズ壱】

暑い日々が続く今日この頃ですが、涼をもとめて、こんなアルバムの紹介です。
「クールの誕生」(Birth Of The Cool )マイルス・デイビスが1949〜50年に制作したアルバムの再演ともいえる『マイルス・アヘッド』というアルバムです。
ジャケットの様子がまず、夏にピッタリ『海を航海する美しい女性の乗ったヨット』見ているだけで涼しそうでこの暑い夏には良いのでは。
さて内容ですが、1 9 5 7 年、プレスティッジ・レコードに契約をとりかわした最後のレコード4枚分「リラクシン」「ワーキン」「スティーミン」「クッキン」と録音し、プレスティッジを去り、彼のクインテットを解散し、単身ヨーロッパに飛ぶのです、それが、フィルムノアールのフランスの名匠ルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』つい先ごろ亡くなった「ジャンヌ・モロー」のアンニュイな公衆電話の会話から始まる印象的なモノクロ映像、そして、スリリングな音楽、この音楽を担当したのが、『マイルス・デイビス』なのです。
そして帰米するや、ブルーノート・レコードに、キャノンボール・アダレー名義で「サムスイング・エルス」という名曲『枯葉』を入れた名盤を制作し、はれて念願だった、コロンビア・レコードに移籍し、この『マイルス・アヘッド』を録音するのです。
長年温めてきた、構想を、名アレンジャーで朋友でもある『ギル・エバンス』にすべてを託して、この、クールで洗練された都会的な孤独さを兼ねそなえた音楽は、美しく私を魅了する。
メンバーは、マイルス・デイビス(tp・flh)、バーニー・グロー、アーニー・ロイアル、ルイス・マッキー、タフト・ジョーダン、ジョン・カリスィー(tp)、フランク・リハーク、ジミー・クリーブランド、ジョー・バネット(tb)、ウイリー・ルーフ、トニー・ミランダ(hor)、トム・ミッチェル(bstb)、ビル・バーバー(tuba)、リー・コーニッツ( as)、ダニー・バンク(bscl)、ロメロ・ペンク、シド・クーパー(cl)、ポール・チェンバース(b)、アート・テイラー( ds)という編成で、サックスの編成がないのと、チューバやバスクラ、クラリネットなどの木管楽器が編成に入っているのが、このサウンド生んでいるが、新鮮だ。
また、CDの「カイド・オブ・ブルー」の3枚組を購入すると、このオーケストラの映像が見られる。(米COLUMBIA)

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