冬が明けてきました。外に出ると、若葉の香りがかぐわしく、ああ、春だなと感じる今日この頃、春というと、どんな色を想いますか、ピンク色、若木色、もえぎ色、黄色などですか、ペール・トーン色、淡い色を想像します。春霞のかかった、穏やかな日々を想うからこんな色を想ってしまうのでしょうか?今日は、そんな「霧がかかる」「霞む」という意味の、ミスティーという曲のご紹介を。この曲はジャズマンにとっては、ポピュラーなスタンダード・バラード、エロール・ガーナー(ピアニスト)が、旅先中の飛行機の中で作曲した曲で、彼の代表曲。世界中の人々から愛され続けてきた名曲中の名曲、ロマンチズムに溢れ、優美なメロディーを持つこの曲は、クリント・イーストウッド出演・監督の映画「恐怖のメロディー」に使われ有名に。ガーナーのユニークな個性は、魅力的で、理屈抜きでジャズの楽しさを満喫させてくれる名手で、そこには良い意味でのプロ意識と、聴衆へのサービス精神が横溢していて、私のフェバリット・ピアニストです。音楽に対して、芸術性を尊ぶ、日本人聴衆にとって、彼の音楽に興味がないという人がおりますが、本物の芸を知らない人で、彼の音楽を職人芸と低く思っている。人生における本当の楽しさの価値を知らない人たちかも知れません。
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