あなたの心に届けたい言葉詩人=大野弘紀「その過去について」
風に揺られ目覚める頃芽を出す君
――ここは終わりの場所――
夜が終っていく山から光が立ち登り闇から森をすくい取っていく
川は煌めき光を揺らす草原に散った雨粒は光を湛えて緑に輝く
大地は海のように広がる草は風に波打つ
――佇むのは一本の木――
幾重にも別れた枝の数々が風に触れて震える
照らされた葉は光が揺れるかのよう
光が雲の隙間から射し込むここにあの少年の姿はなくて
――続く
「始まりの場所 終わりの場所」(大野弘紀)より
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