あなたの心に届けたい言葉詩人=大野弘紀「降りしきる雨の中で光のような祈り」
雨が降っている
滴は草を跳ねて光をまとうように輝いて散りばめられる
雲も虹もない光の降り注ぐ青空で太陽が雨を照らして光の粒が溢れる
まるで光の中にいるようで
小鳥が草から顔を出して羽ばたいた
虹に向かって幾羽も集まって群れが虹を渡っていく
いつの間にか立ち止まっていた
雨が止んで虹が消えて鳥たちが見えなくなっても
青空と草原が広がっているだけで
ずっと――見ていた祈りのように
詩集『始まりの場所 終わりの場所』より参照
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