竹は、もともとアジア中心に自生する植物。春を知らせる旬のものとして、喜ばれている。竹の子の成長速度が早く、丈夫なためにグングン育つのも有名だ。ときには、アスファルトや歩道の敷石を破って竹の子が顔を出すこともある。竹は古くから、私たちの生活になじみ深い素材でもあったが、プラスチックの登場で、竹を利用することも減ってしまい、竹林の放置もすすんでいるという。浦和美園地区でも、竹林をけっこう見かける。畑に入り込んできたり、地下茎がたくましく繁殖し、新しくできた芽が1年で7〜8メートルにまで伸びると言われる。浦和美園地区の増田さんのお宅には、裏庭に小さな竹林があるのだが、そこから伸びてきた小さな竹の子がみるみる生長して、園芸用の玉竜のトレーの中からニョキニョキ。玉竜のポットは40個入りのため、けっこうな重さを持ち上げるほどの勢力だ。こうした光景は他でもみられ、人が住まなくなった空き家や手入れをしなくなった空き地は、竹のオンパレードと化す。アスファルトに固められた道路も、クルマや人が走らなくなったら、ちがった風景になるはずだ。たくましく生きる竹。近くの竹林を、散策してみるのはどうだろう。【増田啓子】
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