大学のある岩槻で「こんなに市民活動がさかんであると思わなかった」と、平成29年11月15日の「振り返り学習会」で大学生が声をあげた。今年(平成29年)の1月から構想を練り上げてから11か月、この日、事業のまとめをすることができた。この事業は2段階からなるプロジェクトで、第1段階は、6月~8月「岩槻区の特色」と「市民活動との接点」を内容とする「岩槻を知る講座」の開講。第2段階で、目白大生242人に「岩槻への関心度調査」を学生自身が企画し関心の輪を広げ、10月の「やまぶきまつり」会場では「まちづくり交流会」を実施。ここで大学生の声をパネルにまとめ発信し交流の輪を参加した市民に広げていった。市民活動の悩みとして「まちづくりに若者の声や参加が得られずに、活性化につながらないジレンマがある」という声がある。それが今回のチャレンジ企画の背景であった。方法として、学びと自主的な活動のコラボレーションの相乗効果を狙った。反省会でも、若者の気持ちに届き自身も変わっていくことができたのではないかと分析できた。若者からの「市長の前でアンケート結果を発表できた経験は、自分の人生にとって大きな経験値になった」「実際、調査や講義を聞いてみて知らないことばかりで、4年間学校に通いながらこんなにたくさんの行事や市民活動が行われている岩槻のことを再発見した」などの声は、市民活動との接点に関心を現し高めるまでになっていったことを示している。私たちNPO法人岩槻まちづくり市民協議会は設立11年目(10年+1年目)になる。今年は、新たなスタートの年として「はくつる学研究部」「若者支援研究部」「中間支援研究部」の3部会を立ち上げた。2020年を目標(3年後を目指して)に多くの世代の方の関心を呼び起こす取組みも継続中である。今回の若者へのアプローチは、小さな一歩ではあっても大きな可能性を私たちに提示し、多世代を取り込むための確実な手ごたえとなった。みなさんともども一緒になって「アイラブ郷土岩槻」の想いで前進していきたい。【NPO法人岩槻まちづくり市民協議会・理事長 栗原保】
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Δ
川越市とふじみ野市の水害に学ぶ 避難のタイミングどう見きわめる?
岩槻の天神様
トップページに戻る
移動済み情報記事一覧へ
Copyright © WEB ら・みやび 岩槻 All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。