岩槻区西町に住む京峰裕子(ひろこ)さん(76歳)は、22年ほど前にふと新聞紙面で目にした「五行歌」の魅力に衝撃を受け、自分でも作ってみたいと思いはじめた。
翌年大宮に発足した五行歌会に入会して今も続けているとの事です。
五行歌は、普通の言葉で書き、季語や内容や文字数などの決まりごとが無く、基本的に五行になっていれば作品になる、というおおらかさが魅力の様です。
子育てが一段落して語学力を生かした海外活動のさなかに、難病と言われるパーキンソン病を発症して20年、治療方法が確立していない闘病生活の中で何かの形で残せればとの想いから、これまで書き貯めてきた作品の中から81編を選び出し、歌集として出版したのがこの歌集「うふっ」です。
短い言葉の中に季節の移ろいや身近な生活の中で感じる心情や情景を詩歌らしい感じで表現した作品が多く掲載されています。
歌集の中で京峰さんが心に残っている作品を上げて貰いましたので紹介します。
ショキ ショキと
鎌を研ぐ肩に
赤とんぼ農夫
と一緒に
揺れている
この作品は20年前頃に東岩槻に住んでいた当時に散歩していて目にした風景を書き留めたそうです。
(興味のある方はネット検索Amazonで購入できます。880円+税)
※現在岩槻にも五行歌会があり東岩槻のふれあいプラザで活動しています。
問合せ先:(048-794-5490)岩槻五行歌会(萩野)
【編集部・奥山】
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