一般社団法人 埼玉県人会が隔月発行している『埼玉往来』の第70巻第4号に、岩槻ホタルの会の会長・新井治さんの言葉が紹介されていた。新井さんは、毎夏のホタル観賞会に向けてホタルを幼虫から育成。長年の活動が認められて、第13回埼玉県人会善行賞を受賞した。その挨拶文を紹介したい。
今、「晴天を衝け」で、日本中が盛り上がっております。その主人公渋沢栄一翁が創った歴史ある埼玉県人会の「善行賞」をいただき感謝に堪えません。この賞に恥じないよう、今後とも地域の皆様にご恩返しをしていきたいとの想いを強くいたしました。この活動を始めたのは今からちょうど30年前の1991年。「地元のホタルがいなくなっちゃう。何とか守りたい」という軽い気持ちからでした。幼虫を見たこともなく、飼育方法なども全く分からず、無謀な船出でした。毎年・毎年うまくいかず、もうやめようと何度も思いましたが、子どもの時ホタルと戯れたあの夢のような体験を今の子どもちにも体験してほしいという想いから、何とか踏ん張り10年経過したころ何とか継続できる目鼻立ちが出来るようになってきました。ちょうどその頃には、地元のホタルは絶滅してしまいました。代わりに私どもが、ホタル鑑賞会を開催して、地域の人々に夏の一夜を楽しんでもらってます。
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