岩槻区内の尾ヶ崎付近で、何ヶ所か小麦が刈り取られない状態の畑を見つけた。農家さんがせっかく育てた麦の収穫ができない状況になってしまったのだろうか。近頃、区内の各地で休耕地が増えているので何となく気になっていた。そう感じていたところ、麦畑の近くで農作業中の方にこの話について聞く機会があった。70代と思われるこの方は、300坪はあると思われる広さの畑を借りて一人で作っているという。住まいは川口にあるが、毎日車で通っては農作業をしていて健康のためにもなっているようだ。収穫した農作物は売るためではなく、近所の方や知り合いにあげているのだという。そして、なるほどと思ったのは一部の麦を刈り取らない方法が休耕地対策の一環であったということだ。背丈の低い麦は倒れづらく秋まで実をつけている。やがて春になるとまた芽が出てきて全面が麦畑となり、その後の雑草の生長を抑えるそうだ。草刈りも不要で、除草剤の散布などもしなくて済む。環境にもやさしい知恵が活かされていたのに驚いた。【編集部・奥山】
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