4月になると染井吉野が散り、桜の季節が終わったように感じますが、「八重桜」が中旬頃から咲き始めます。八重桜は、八重咲きの桜の総称で、オシベやメシベが花弁に変化し、花弁が多くなったものなので、実を付けることはありません。
◎関山(カンザン) 花弁数20〜50枚、八重桜の代表種で大輪の濃いピンク色、祝いの席に出される桜湯に花弁が使われています。城址公園の子供広場(9本)と第2駐車場(3本)にあります。◎鬱金(ウコン) 花弁数8〜20枚、名前の由来は、花弁が香辛料のウコンに似た萌黄色(もえぎいろ)のためで、花の終わり頃は中心部からピンク色になります。城址公園のわんぱく広場の池寄り(3本)と公園から諏訪神社に行く道の左側(2本)にあります。◎御衣黄(ギョイコウ) 花弁数10〜15枚、名前の由来は、花弁の色が貴族の衣服の萌黄色に近いためで、淡い緑色から徐々に黄色に近くなり、やがて中心部が赤く染まっていきます。城址公園から諏訪神社に行く道の左側(1本)にあります。◎普賢象(フゲンゾウ) 花弁数20〜50枚、名前の由来は、薄いピンク色の花弁の中央にある2本のメシベが普賢菩薩を乗せた象の鼻に似ているためで、文化公園体育館の元荒川側(16本)にあります。
今回で「岩槻の桜」は終了です。参考になったでしょうか。これから北に向かえば5月の連休後まで桜を楽しめますが、それは、コロナを克服してからにしましょう。【森林インストラクター・桂幸一】
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Δ
トイレを知る本 『うんちの行方』
さいたま市誕生20周年 記念イベントなど開催
トップページに戻る
移動済み情報記事一覧へ
Copyright © WEB ら・みやび 岩槻 All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。