本稿を担当している彫刻家・高岡典男(私)と、絵本作家・きくちちきさんによる対談を行った。副題は「時を超え 空間を超えて出会った二人の芸術家の奇跡と軌跡」。水野書店+るぴなす文庫の企画で、水野書店に併設されたCafé mao-maoがオープンから2周年を迎えた節目を記念して開催された。コロナ禍の影響で時期をいったんずらしたという経緯はあったものの、幸いにも第5波と第6波の谷間にあたる時期の12月に開催にこぎつけた。結果、楽しく盛況のうちに開催できた。これは、彫刻家である私と若いが近年BIB(ブラスチラバ世界絵本原画展2013金のリンゴ賞、2019金牌賞)や国内でも産経児童出版文化賞などを受賞している絵本作家きくちちきさんとの対談であった。分野も異なれば年齢も違うという異色の組み合わせだった。まず出会い、そして自身による作品の紹介、それからお互いの作品の印象と作品の面白みへと話は進み、さらに制作の方法や秘密にまで対談は及んだ。スライドを交えての2時間。ファンはそれぞれ半々というところであったろうか。参加者には、これが図らずもそれぞれ異なった芸術に出合う新たな世界を垣間見せるきっかけを作ったことになった。終了後の交流、絵本作家のサイン会へと進み、ゆったりと楽しい時間がこのCafé mao-maoで過ぎて行った。企画の内容は、映像環境も整った場所でみなさまによく伝わったようであり、成功したと思っている。このように、水野書店・Café mao-maoが基地となり、集う人が心地よく文化交流できる場となっているのは、水野書店の社長さんと奥様時枝さんの文化に対する考え方が反映しているからである。これからもおおいに期待をしている。【彫刻家:たかおかのりお】
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