さいたま市唯一の城下町だった岩槻の市街地には、自転車も通らないような狭い路地裏通りがけっこうあるのをご存知だろうか。生活用排水路が通っていた箇所を活かして配管を埋設したり、フタをして人が通れるようにした箇所もの多いという。ふだん通らないような路地裏を歩いてみると、いつもとは違った生活感を感じられる「歴史のまち・岩槻」の風景が見えてくる。碁盤目のように整備された近年のまちづくりは、防災面や都市効率から見て有効であるが、どこに行っても同じように見えるのはどこか物足りなさも感じられる。地域の人も見落とすような路地裏通りを活かして、街に住む人たちが四季の花を植えたり統一した生垣にしたりして、街へやって来る人たちの目を楽しませるようなちょっとした工夫をすれば、岩槻の観光にとってひとつの目玉にもなるかもしれない。地域内での声かけや町内会など、市民単位の連携でも実現可能なようにも思える。ちょっとした路地裏通りからも入れる形で、人形作りの体験工房やお休み処なども設置して行けるなら、岩槻ならではの楽しみを味わってもらえるし、地域の活性化にも繋がるのではないだろうか。路地裏通りに面した土地は活用法が見つけられずに空き地になってしまうが、観光客の順路ともなればいろいろな活用方法も考えられるだろう。【編集部・奥山】
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