郷土資料館だより㉑ 「郷土玩具いろいろ」

郷土玩具は、紙、木、粘土といった様々なものが使われ、その土地の生活、風土、歴史、信仰などと結びきながら作られてきました。
こうした郷土玩具は日本各地に見ることができ、その素朴な姿は人々の郷愁を誘い、現在では、観賞用としても親しまれるようになっています。
今回、岩槻郷土資料館では、市立博物館に所蔵されている郷土玩具の展示「郷土玩具いろいろ」を2019年2月16日(土)~3月24日(日)まで開催します。
これは、岩槻で毎年二月後半からひな祭りの時期に行われる「まちかど雛めぐり」に合わせて行っていくものです。
この展示は、個人の方が三〇年にわたり全国的に収集し、博物館に寄贈された資料が中心になっていきます。
主な展示資料は京都の伏見人形、岩手の花巻人形、東京の江戸張り子、岩槻のダルマ、鴻巣の赤物など五〇点ほどです。
岩槻でも、こうした郷土玩具があり、現在も作られているダルマは、「武州ダルマ」とも呼ばれ、越谷、春日部と共に産地の一つとなっています。
また、それとあわせて張り子人形なども作られていたようで、雛人形とはまた違った岩槻の人形文化を見ることができます。
この機会に全国各地で作られた郷土玩具のいろいろをご覧いただき、郷土玩具のもつ魅力を堪能していただければと思います。
なお、あわせて博物館収蔵のひな人形の展示も行いますので、ぜひ資料館に足を運び、ご覧ください。

岩槻郷土資料館 郷土玩具

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


Warning: Undefined variable $user_ID in /home/c5894747/public_html/iwatuki.raunzi.com/wp-content/themes/opinion_raunzi/comments.php on line 159

無料イラスト素材【イラストAC】

アーカイブ

お勧め記事

  1. 「蓮の花火」という題がついています。くるくると回る同心円が見えてくる、いくつもつながって響きあってい…
  2. 2025/8/17

    岩槻川柳会
    近詠作品より 頑張らない 介護ゆるめの 長期戦                       堀江…
  3. 2025/8/17

    今月の短歌
    しきなみ短歌7月例会の高点歌(4首) アルプスと れんげ田続く 安曇野は  我の故郷 原風景なり…
  4. ◆8月号(平均の速さの問題) 岩槻駅から時の鐘までお出かけしようと思います。行きは分速60mで進み…
ページ上部へ戻る