今回紹介するのは、岩槻の黒谷と浮谷にある城館状の遺構群になります。かつて長永が岩槻内の未発見史跡探索にて発見したものです。
どちらの遺構においてもいわゆる「忍者」に関係ある線が濃厚です。まだ市の発掘などがされていないため、仮称として「黒谷館」と「浮谷館」としています。
まず、黒谷館は、台地上を大きく分断する薬研または片薬研の空堀が明確な遺構です。大きな井戸もありましたが、近年埋められてしまったそうです。
堀の横には祠があり、それに付随する様に土塁または塚状の高まりがあります。この黒谷の地は、風間出羽守、あの風魔小太郎のモデルになった人物の地です。
関連寺院等との間近で、この人物の館または関連する風魔忍者の里としての拠点の可能性が高いです。
もう一つが、浮谷館。こちらの遺構はピンポイントで、空堀で区画された防御スペースが明確に残ります。
範囲は狭いですが、空堀・土橋・物見・井戸跡状と色々な物が見られます。
この台地奥にはかつて浮谷村社があり、そちらを管理されていた本田家様は、ご先祖様は深谷よりこの地に移ったと伝わるそうです。
この深谷本田家様は、風魔忍者と同様に、後北条氏に仕えた忍者です。研究の先生によると、深谷本田家様の遺構との類似性も考えられるようです。
さいたま市には、2022年6月に岩槻ボランティアガイド会と風魔小太郎研究の先生と一緒に二つの遺構を報告済みです。
また、これらを探索できる機会として、4月14日(日)に探索会を計画中です。
3月中にチラシ作成予定です。参加ご希望の方はご連絡ください。
【いわつき武者の倉‐長永(※名前が変わりました)】
<ガイド>
探索会
【日時】4月14日(日)
【問合せ】メール: sukemasa2022@gmail.com
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