さいたま商工会議所では「岩槻城址を始めとする市内の価値ある歴史的資源を保存・復元により後世に伝え、併せてさいたま市の新たな魅力向上による観光振興につなげたい」として、さいたま城下町構想の策定をして実現に向けた活動を進めている。これは岩槻区だけの城下町ではなく、政令都市であるさいたま市全体の魅力向上のための城下町構想でもある。これまでの活動では、岩槻城の歴史的価値を再確認するための見学会や調査研究、先進事例の視察研修や太田道灌の第18代目子孫を招いての講演なども行ってきた。さいたま市に対して「岩槻城址公園整備イメージ図」なども作成して、令和2年度施策への要望、令和3年度に向けた要望として書類を提出して前向きな返答を得ている。取り組み事例としては「黒門、裏門等の移築・整備や見学散策路の整備」「三の丸御殿の建築と資料館整備」「観光情報発信強化」などが挙げられている。史跡や歴史的資源が残る岩槻に、人形博物館開設に続く地域活性化につながるこのような構想があり、戦国武将で岩付城主でもある太田資正に光を当て、生誕500年祭の企画が市民活動で進んでいることも併せて今後の進展が楽しみである。【編集部・奥山】
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