サンタが100人やってきた! 東日本大震災・被災地の取り組み

釜石市長と100人のサンタ
釜石市長と100人のサンタ

「また冬になったらサンタさん来てくれるかな? おうちなくなっちゃったけどサンタさん、プレゼント持って帰ってしまわないようにお姉ちゃんから言っておいて」
東日本大震災の避難所で、小さな女の子が医療支援の看護師さんにこうお願いしてきたそうです。
看護師が思わず口にした「プレゼントはなにが欲しい?」との問いかけに対し、女の子の返事は「おうちとママ」。
母親は、女の子が大事にしていたお人形や絵本の入ったリュックを抱えて亡くなっていたのだそうです。
この女の子のお願いがきっかけとなり、2013年のクリスマスに始まったこのイベント。
100人のサンタと出会った被災地の子供たちは無邪気に喜びましたが、大人のなかにはサンタに抱き着いて号泣した人もいました。
それは、「あなたたちのことを忘れてはいない。」というサンタのメッセージが一瞬で伝わり、つらかった思いがこみ上げてきたからなのだと思います。
復興が進む三陸の被災地ですが、いまだに仮設住宅が残り、先の見えない生活に苦しんでいる方たちがいるのです。
この活動をきっかけに、「サンタ基金奨学金」も設立されました。ぜひ「まごころサンタ基金」で検索してみてください。
【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】

仮設住宅を訪問するサンタ
仮設住宅を訪問するサンタ

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