観葉植物には一風変わった名前の「金のなる木」というものがあります。多肉植物です。和名は「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」で、「カゲツ(花月)」と呼ぶこともあります。知られているのは「金のなる木」の方ですね。英名でも「Dollar plant(ダラープラント)」、「Money tree(マネーツリー)」と呼ばれていて、国が変わっても連想するのは同じようですね。と思いきや、じつは、しかけがありました。栽培業者が昭和初期に輸入する時に、外国の名前にあやかって枝に五円玉を何枚も刺して販売したんです。そこから「お金にご縁がある縁起の良い木」だとして「金のなる木」と名付けられたのでした。現在でも五円玉が刺さった状態で販売しているところもあるようですが、成長すると枝を圧迫することになるので、五円玉は取り除いた方がよさそうです。花言葉は「一攫千金」「富」「幸運を招く」「不老長寿」です。このような花言葉になったのは葉の形が関係しています。葉は肉厚で楕円形をしています。どことなく硬貨を思わせる形の葉がたくさんつうことから、お金を連想させる花言葉になりました。「幸運を招く」も、お金のイメージからつけられました。「不老長寿」は富や幸運が招き入れられれば健康面での不安はなくなることからきたのでしょう。新築祝いや商売を始めた方へのプレゼントにはぴったり。幸運をあなたへ。幸せを願う人に一筆添えてぷれぜんとしてみるのはいかがでしょうか。
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