暑い日々が続き、雨が降れば気温が下がり、寒暖差で体調を崩しやすい時期です。
皆様、体調にはお気をつけて。
さて、今回は雨に似合う、紫陽花(あじさい)の青色についてです。
伝統色であり、雨に濡れたような美しい色合いを表す「紫陽花青(あじさいあお)」や「青紫」と言われ、古くから自然や文化に深く根付いてきました。
紫陽花の語源は「藍色が集まる」を意味する「集真藍(あづさあい)」が変化したと言われています。
古くから自生していた紫陽花は、ほとんどが青色でした。
平安時代から、梅雨の時期を彩る青紫は、宮廷や貴族に愛され、着物や染色において自然の美しさを映す色として長く親しまれてきました。
青い紫陽花には「辛抱強い愛情」「知的」「神秘的」といった花言葉があります。
この落ち着いた色合いと花言葉は、父の日の贈り物などにも人気です。
紫陽花の色は、開花から日を追うごとに変化していくため、「移り気」という花言葉を持ちますが、グラデーションは日本の「もののあわれ」や季節の移ろいを感じさせる風情として、和歌や俳句に詠まれてきました。
現代でも、梅雨を彩る情緒ある伝統色として受け継がれています。
梅雨の時期に咲くため「家屋の悪い気を吸う」「庭に植えると良くない」という風水的な言い伝え(逸話)も存在します。
雨は気が滅入りますが、梅雨のこの時期の紫陽花が邪気を清めていると思えば雨模様もまた違った味わいになるかもしれませんね。
(金色野原)
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