生活に不自由をきたす症状のある病気 パーキンソン病について

 今回は、すぐさま命に別条があるわけではないので、服薬治療を続ければ天寿を全うできるけれども、かなり生活に不自由をきたす症状のある病をご紹介します。

お薬で軽減できるとはいえ、生活に不自由をきたすことは、障害といってもさしつかえないと思います。
指定難病338種のうち6番のパーキンソン病です。
65才以上の方の100人に1人はかかるそうですから、少なくないです。
 完治させる治療法が無く、慢性的経過をたどり、本人や家族の経済的・身体的・精神的負担が大きい疾患ということで、難病であるわけです。
パーキンソン病の方は、次のような不自由があります。
静止時にめだつ手等のふるえ。
全身の筋肉が健常時と比べると固くなり他人が動かそうとすると鉛を曲げるかのような抵抗がある筋の状態になる。
動き始めが特に動かしにくく、歩き初めに足が出なくて前のめりに転びそうになったり、方向転換がうまくできずバランスを崩して転びそうになる。
疲れやすくなったり、気分がふさいだり、便秘や頻尿になることも。
年のせいばかりではありません。
専門医に診てもらいましょう。
 治療せずにいると、ある日ある時突然、ガチっとロボットが停止したかのようにすべての関節を動かすことができなくなり、何時間も他人に見つけてもらうまで、固まったまますごす、ということになったりします。
こうなってしまうと、他人が動かそうとしても容易には動きません。
真冬の今、もし深夜にその状態になって、暖房も無いところであったりすれば、低体温になって命にも危険が及びます。
ここまでひどくなる前に、ぜひ診察を受けて、治療にとりかかってほしいです。
 難病の中では、脳の原因箇所や症状が出る仕組みもある程度わかってきていて、薬物療法も飛躍的に進歩しているものです。
よって、「私も?」と思う方は、ぜひ神経内科に受診してください。
何種類ものお薬が開発されています。
自分にぴったりのお薬に巡り合えれば、かなり動きが改善し、生活上の不自由さが激減します。
今のところ、対症療法のお薬しかありません。でも、飲み続けていれば、それまでできていた身辺のことは自分でできるくらいの運動能力を維持できます。
ご自身で動かしにくくなってきた身体を、ストレッチしたり筋力トレーニングをしたり、動作の練習(最初の一歩を出しやすくする工夫)などを、療法士に教わることもできます。
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