道
一人とは
どうして
心細いのだろう
誰かが独りでいる姿を
遠くから見ていた
他人事だった
皆が行こうとする道を
行くと安心したのに
一緒に歩いていた人が
遠くに感じた時
誰かの道をなぞって
進んだ気になっていた
遠くから見ていた
あの人はもしかしたら
たった独りで
進もうとしていた
のかもしれない
自分だけの
生き方がしたいと
思った時
自然と
一人だけの道だった
不思議と
一人ではなかった
立ち止まって
顔を上げたら
遠くで
手を振っている人
過去の自分
今の自分
そして未来の自分が
互いに声をかけたり
手を伸べたり
見守ったりしながら
待ってる
一人を怯える私は
自分を信じきることが
できないでいる
道は続いていて
いつか辿り着くように
今を進むことを
選んでいる
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