静岡県生まれで音楽には一切繋がりのない家庭で育ったが、子供の頃から一人だけテレビのオペラ番組が好きで、オペラ歌手にあこがれていたと言う長瀬千賀子さん。
2年前に岩槻のまちの持つ空気感が気に入って城町に家を購入して引っ越してきた。
すぐに町内会の班長も務める事になり、地域にも積極的に溶け込んできている。
この長瀬さん、子供の頃の夢を実現して、今は音楽界では名高い藤原歌劇団の団員でもあり、現役のオペラ歌手として活躍されている。
子供の頃の夢がそんな簡単に実現できる事はないだろうと興味が湧き今回お話を伺った。
歌う事が好きで子供の合唱団に入ったが、その頃教わった先生の教え方が上手で、歌う事の楽しさや発声の基本なども教わり、その先生にあこがれて同じ大学にも進んだ。
オペラの本場であるイタリアに10年ほど通い、更に2年現地に住んで勉強した。
帰国後は各地でリサイタルを開催して、歌劇「フィガロの結婚」の伯爵夫人や、オペラ「蝶々夫人」の蝶々さん役などで出演を重ねプロとして活躍されている。
本人の努力が一番だとは思うが、子供の頃の感受性豊かな時期の良き指導者との出会いや、家族の理解と支援があってこそ今の活躍なのかと納得できた。
長瀬さんは自分の経験を踏まえ、自宅をスタジオにして小規模ながらも年齢性別関係なく、自分の体を楽器として歌う事の楽しさを基礎から教えて、特に子供には自分がしてもらったように、たくさん良い所を見つけて褒めて、大事に伸ばしてあげたいと考えている。
11月開催の第13回岩槻総合文化芸術祭の中では、11月14日(木・県民の日)に、本丸公民館ホール(定員:188名)で、長瀬千賀子さんの単独コンサートを予定している。
地元在住である一流ソプラノ歌手のプロの歌声を多くの方に聞いて頂きたい。
入場料は無料。申込方法などは、後日ら・みやび紙面でも紹介します。
【編集部・奥山】
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