岩槻区南部の綾瀬川流域に位置し、水田の広がる地域に笹久保新田自治会がある。先月号まで寄稿していただいた和土住宅自治会長・下廣さんからの紹介で、この自治会の会長である森田さん宅を訪ねてお話を伺った。現在の世帯数は125世帯ほどだが、75歳以上の高齢者世帯が多くなっているそうだ。森田さんは「地域の足の確保と役職を引き継ぐ人がいない」と自治会長としての悩みを打ち明けてくれた。地域のためと思い前任者から引き継いでから5年ほど、区民会議員や地域の役職を多数兼任せざるをえない多忙なスケジュールの中で「いつまでやることになるのか」とつぶやいていた。各地域にある自治会の声を聞くと、こうした意見は多くみられる。運営する上では、同じような課題を抱えているのが現状だ。当日、玄関先でお話を伺っていたところ、奥様が自家製のお餅で作ったというおかきをいただいた。首都圏でありながら、岩槻にまだ残っていた昭和の食文化の魅力も感じられた。住宅が点在する笹久保新田の地域では、弊誌がポステイングされていない地域のため自治会の回覧の中で、地域情報紙「らうんじ」を配布できないかという相談もしてみた。森田さんは「まずは11月号を試しにやってみようか」と受け入れてくれた。
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