この時期になると浦和美園地域の行事として「お日待ち」があります。
以前は、夜の神社に集落の氏子が集まり、徹夜で神を祭り、翌朝の日の出を待って神主さんを呼んで拝んでいたそうだ。
現在では、田畑で収穫したさつま芋や八ツ頭、みかん等をお供えし、神榊(かみさかき)を上げて秋の収穫に感謝し、近所の方々とのコミュニケーションづくりにもなっていると言う。
俗に言う収穫祭のようなもので、農作業も一段落し、お互い地域の同業者同士で労い、相手の苦労や努力をいたわり、感謝の気持ちを伝えあったのだろう。
また、同席した80代の女性は、お日待ちはとっても楽しみでいつもと違う品変わり(ぼた餅や五目御飯)を作って神仏に供えて食し、その日は「遊び日」として少しゆっくりできた、と懐かしそうに話された。時代は変わりましたね。 【増田啓子】
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