ココロとカラダの薬箱「こころの相談室」

シニアの起業について

最近、シニアの方で起業したいという方にお会いした。
私も61歳でNPO法人を立ち上げたので、少しは参考になるかとお話を伺いました。
正直、自分の体験から言うと無理をしないで欲しい。これが本音です。
 シニアの起業はよく耳にしますが、成功したとはあまり聞かない。
何しろシニアには残された時が限られている。
ある程度のところで諦めざるを得ない。
そうは言ってもシニアの起業も悪くはない。
条件を満たせばそれなりに面白いからです。
難しいのは条件です。
 今回の方もお話を伺っていると次々にやりたいことが変わる。
あれをしたい。
これもしたい。
もう少し狭めないとポイント絞らないと何をしたいかが見えないと申し上げた。
自身の経験とか専門性を生かすのが一番簡単だと伝えました。 

私の場合は 、今も続けている無料の『こころの相談室』が原点です。
時代の要請に応じ活動内容を変えながら15年近くやってきました。
 又、起業するには家族の理解と協力が必要です。
最も重要なのが資金繰りです。
これが一番大変でした。
 私の場合は、採択されるか分からない公的助成金や補助金が頼りでした。
何百件という申請の中から数件が選ばれるわけですから、毎回薄氷を踏むようなものです。
何とか18回採択されたが、これは単に運がよかっただけです。
同じ苦しみを後継者にはさせられない。
 しかし、苦しかった分、良かったこともあります。
信用と言いますか信頼に繋がったからです。
今回、NPO法人から認定NPO法人に改組できた要因でもあります。
 いずれにしてもシニアの場合は、年齢に適した事業選択が一番重要です。
 私も始めた時に言われました。
いつでも 辞めることができる。
資金繰りは無理をしない。
それを念頭に置けと言われました。
しかし、実際にはそうはいかない。
やはり無理をします。
私がそうでした。
やりたいだけでは失敗します。
慌てずゆっくり可能な範囲でと言うこと以外に私には言えなかったのです。 

【認定NPO法人親子ふれあい教育研究所 代表理事 藤野信行】

 

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