第50稿 よくわからない普通より光らせたい個性

あけましておめでとうございます。
障害や高齢になることへの理解は、年々深まってきていると思います。
今年もより一層、理解してくださる区民さんが増えることを願って投稿を続けさせていただきます。

おめでたい新年に私事で恐縮ですが、私の運動音痴を告白します。
運動会は大嫌いでした。
小学5年生で、50m走、11秒。先生には、「歩くな!走れっ!」と叱咤されました。
自分としては、精いっぱい足を動かしているつもりでしたから、泣きたくなりました。
先生の常識の中で、普通の身体にも関わらず、私の走りは遅く、ふざけているか、努力不足だと判断されたものと思います。

成長し作業療法士の勉強にて運動生理学を学び、当時のことについて理解できたことがあります。
私の筋肉の状態は、他の人たちより少し柔らかいということです。
今でも、180度の開脚が可能です。
柔軟性があるといえばよい事ですが、瞬発力は弱い。
重力に抗して動くことができる程度の筋力は発揮できているので、健常ではあるけれども、健常の中では、とてもゆるい。
故に、すばやく動くことは難しいのです。

思い当たることは他にも。
私、熟睡してしまうと寝返りが打てないのです。
皆様は寝ていても、地球に引っ張られる力に抗って、横向きになったり、うつぶせになったりできますね?
 私はそれができません。
熟睡しているときには、身体に入れられる力が起きている時より少なくなりますから、私の筋肉の力では、重力に抗して動くことはできないのです。
このように、健常の中にも幅があるのです。
健常と障害の境界なんて、実に曖昧なもの。
誰もが自分を卑下することなく、個性を生かせる社会に、いつかなることを願って。
本年もよろしくお願いいたします。

【愛風・久毛】

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