昨年度の副区長、銭場(せんば)祥晃さんが岩槻区長になられたので改めてお話を伺った。【編集部:奥山】

Q:岩槻との繋がり、行政職の経歴について伺います。

銭場区長:岩槻生まれで岩槻育ち、平成2年に岩槻市役所入庁で建設局に配属され、さいたま市との合併後も道路や下水道、河川などの部門で35年間ほど携わってきました。
昨年度に副区長として岩槻に戻って来てからは改めて岩槻区の課題に取り組んでいます。

Q:道路部門との事なので合併時の道路幅員について伺います。

銭場区長:岩槻市当時の一般市道は、一部用地買収を行った道路もありますが、開発行為に伴う寄付採納が道路中心から3.0mまで後退することから、それに合わせて一般的に6.0m幅で進めていました。さいたま市では用地買収の整備は行わず、建築基準法上の道路4.0m幅で進めており、岩槻の地権者の方達にとっても負担が少なくなる事なので、その基準に合わせた形で進められているという認識です。
岩槻の将来性を考えた場合は6.0mで進められたら良かったのかもしれません。

Q:市報の就任挨拶にある地下鉄7号線延伸計画を見据えたまちづくりとは

銭場区長:地下鉄7号線延伸による中間駅周辺のまちづくりには大いに期待していますが、区で出来ることは周辺のまちづくりを見据えて、地元である柏崎地区を始め区民全体の機運を高めていく事だと思っています。
併せて、旧市街地や既存商店街の皆様にも活性化に向けて、更なるご協力をお願いしたいと思っています。
また、岩槻駅周辺の賑わいづくりにも行政として長期的に何ができるかを考えていきたいです。

Q:限られた任期と権限の中で取り組みたい事について

銭場区長:任期の中で実績を残すことは難しいことですが、区の行政として前任者から引き継いだ長期事業の継続も大事になります。
区にはハード面などの権限はありませんが、これまでの職歴を活かし、事業部門とのパイプ役として岩槻区に貢献していければ幸いです。

Q:行政だからできる地域活性化基盤作りを2つの提案を説明したい。

    • ら・みやび4月号に掲載した、城下町岩槻お成道街路樹の松並木植栽について
    • 岩槻北陵高校廃校後の地域活性化に繋げる利活用案について

銭場区長:松並木の植栽は住民組織が主体で管理運営ができる仕組みが作れるのであれば、歴史ある街道として既存商店街の活性化にもつながると思うので、不可能ではないかもしれませんが、道路管理者との調整が必要です。

岩槻北陵高校廃校後の利活用案につきましては、埼玉県の所管であるため、県の動向を注視していきたいと思います。

Q:人生訓や心掛けていること

銭場区長:これまでの人生や仕事の中で色々な失敗を重ねてきて、心掛けているのは、「自分の意見を言う前に相手の話を良く聞く」ことです。
これは人間関係を良くする為の人生訓かもしれません。

Q:岩槻区民に伝えたい事

銭場区長:さいたま市民へのアンケート結果で、岩槻区は10区の中で「①住み易さ」の数字が最低でした。
しかし、「②住み続けたい」の数字は市の平均を上回っています。
この数字から何を読み取るかですが、①は南北に長い岩槻では、インフラ全体が行き届いてないということも原因の一つと考えますが、これは一気に改善させるのは難しい課題です。
区民満足度を高めるための取組を、区としても挑戦したいと思います。
②は岩槻愛の強い方が多く住んでいるのではと嬉しく思っています。
区としてはこのような区民の方を大切に、親しみやすい区役所を目指していきます。
5月は区民サービス向上の第一歩として「区役所挨拶強化月間」を実施しました。

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