人間にとって問題行動といわれていものは、犬がストレスを感じているときの行動であり、もっといえば「苦しい」「つらい」という犬の心の叫びなのです。犬がSOSを叫んでいるのに、人間のいうことを聞かせるトレーニングをしても何にも変わりません。人間もパワハラや仕事がきつすぎたりすると、イライラしたり意気消沈します。それらが長期化すれば、攻撃的になったり、逆に無気力になったり、貧乏ゆすりなどや自傷行為に及んだりと、健康も損なわれてしまいます。犬も同じで「問題行動」の背景には、これらのようなストレスがあるのです。ただ、人間の場合なら、ゆっくり休んだり、仕事を変わるなどして環境を変えたりするようにアドバイスできます。しかし、犬の場合は上司の命令に従うトレーニングをされるのと同じ。しかも、死ぬまでそれを続けられてしまうこともあります。「問題行動=人間の言うことを聞かない」という先入観がある場合、思うがままに犬をコントロールしようとしてしまいますので、まずは、思い通りに動かそうとする発想をやめ、犬も人も「ちゃんとしないといけない」という思い込みをなくしてみましょう。不安や恐怖を抱えている犬には否定をせず『嫌だね、怖いんだね』と気持ちを受け入れてあげて、ストレスの原因になる環境、接し方を見直していくことがお互いより良い関係を築ける近道です。
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