七里の大圓寺

大圓寺の本堂
大圓寺の本堂

東武アーバンパークライン七里駅から南へ徒歩4分のところに、大圓寺(だいえんじ)がある。
創建は室町時代。
この地域は岩槻太田氏の領地であったので、寺は太田氏との結びつきが深い。
寺には太田道灌が愛用していたと伝わる茶の湯の釜(さいたま市指定文化財)がある。
霰釜(あられがま)といい、丸いつぶつぶの文様が全体に施されている。
普段は非公開。山門前の案内板に説明と写真がある。
山門を潜ると境内は広く、正面に大きな本堂。
本堂の後ろ(北側)は駅方向だが、背景の空を遮るものは無く、すっきりとした絵になっている。
境内の菩提樹やイチョウの若葉がみずみずしい。
藤やドウダンツツジが見頃を迎えていた。
本堂の右手には池を中心とした庭園があった。
赤い鯉が数匹泳いでいる。
池の周囲の豊かな緑にツツジが映える。
広くゆとりのある境内や和の庭園など、駅の近くに心安らぐ空間があった。
(第62回)

七里の大圓寺 プラス
元荒川感謝祭

平成29年5月4日、大戸の第六天神社で元荒川感謝祭(神事とオカリナ演奏会)が行なわれた。
その後、神社の和船が元荒川(すずみ湖)を帆走した。
同日、屋形船が試運転、カヌーも出て水辺が賑わった。
(第38回)

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