日本初「孔雀の舞」を披露 久伊豆神社秋季例大祭

孔雀の舞尾羽根を広げて舞う 様子(写真提供:久伊豆神社)

宮町の久伊豆神社では、1938(昭和13)年に朝香宮鳩彦(あさかのみややすひこ)殿下より孔雀が下賜されてから80周年を迎えることを記念して、「朝香宮殿下孔雀奉納八十年奉祝行事」を様々に行っている。
平成30年10月19日(金)に行われた秋季例大祭では、記念行事のために創作された「孔雀の舞」を披露。
華麗な装束をまとった踊り手たちが、尾羽をひるがえすかのような動きを模すなど優雅に舞い踊る光景に、日本初の「孔雀の舞」を見ようと集まった多くの人びとが目を奪われていた。
監修したのは、さいたま市在住の埼玉大学教育学部・細川江利子教授。
同大学のダンス部では顧問を務める。
久伊豆神社によると創作に取り組んだのは約3年前からで、各地に受け継がれている「鳥の舞」を参考にしたという。
孔雀を思わせる衣装は舞台衣装を手掛ける業者と協力し、独特な尾羽の動きの再現に工夫を重ねた。
踊り手は有志を募り約半年前から練習を重ね、例大祭までの2カ月間は週2回の練習を重ねたという。
今回の記念行事を通じて、久伊豆神社は「多くの人に孔雀のいる社というのが浸透した」と受け止めている。

神官の行列 (写真提供:久伊豆神社)

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