暖かくなるけど悲しい 恐竜たちの物語

らうんじ【岩槻】特別編集ページtamakoti

主人公が恐竜なので「男の子向け絵本かな?」というのが第一印象。
でも、読んでみるとイメージもガラリと変わってしまったのが『きみってほんとうにステキだね』でした。
…ある日、勤務先の保育園で絵本好きに定評のあるベテラン先生が、この絵本を園児達に読み聞かせしていました。
足を止めて見ていた私は気づいたら泣いていました。
同じく足を止めて見ていた仲間も泣いていました。
その内容は…。
暴れん坊で、意地悪でずるくて、自分勝手なティラノサウルス。
そんな彼が海で溺れたとき、助けてくれたのは心優しいエラスモサウルスでした。
ティラノサウルスは生まれて初めて「ありがとう」と言いました。
その日から、ティラノサウルスの何かが変わりました。
そして、心と心が繋がった二頭。
ずっとずっと一緒にいたかった。
ところが…その後の展開が、悲しく、でもとても心が暖かくなります。
ラストの会話を、ぜひ噛み締めながら読んでみてください。
年長さん~小学生におすすめの一冊。
シリーズを読破してみてくださいね。
【なっきぃ】

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