あなたの心に届けたい言葉「ひだまりのなかで」

らうんじ【岩槻】特別編集ページtamakoti

あなたの心に届けたい言葉
詩人=大野弘紀

「ひだまりのなかで」

降り注ぐ葉の音で
目が覚めて

日だまりの中で
起き上がる

木々の間から
日差しがこぼれて
揺れる葉が
カーテンのよう

光が差す

さえぎった手
入り込む影

聞こえたのは鳴き声
見上げれば
飛んでいる鳥

見上げた空には
取り残された雲
一枚の羽根

 

 

白い雲 眩い光
泳ぐ風 揺れる羽根

風が吹けば
花の音はせせらぎ
流れるように
散っていく花びら

――それは桜の木

空は煌めくような
花びらは降り注いで
光が散っていく

風に吹かれて
桜は散っていく
光に包まれて
地面に落ちた

どこか寂しげな
うたのように

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