カテゴリー:短歌
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街灯が 点(とも)りて我が家の 庭の木々
二間(にけん)障子に 影絵を作る
舞草信子
しとしとと 若葉にかかる 雨音に
書を読むまぶた 重くなりくる
関根イツ子
六月の 風に…
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しきなみ短歌 7月例会の高点歌(四首)
心地好い 風吹き渡る 菜園に
夕餉(ゆうげ)の一品 絹さやを摘む
石井厚子
一日の 疲れ溶(と)けだす 湯船なり
あごまでつかり ふうっとひと息
寺内達子
家持(やか…
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しきなみ短歌会6月例会の高点歌(四首)
柩には あふれんばかりの 花花花
埋もれる夫の 頬に手をやる 木城久美子
肩車されて 幼子 手を伸ばす
今も満開の 花に 触れんと 金子由美子
紀尾井町の ウ…
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舗装路の 小さき石に つまづきて
老いづく吾の 足もとを見る
関根イツ子
久々の 夢に母の 現れて
幼きわれは 叱られており
金丸由美子
映し出す 豪華客船 クルーズに
「いつか乗ろうね」も 遥か昔…
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さわやかに 新緑ゆれて
城址公園 太田道灌
一句の和歌の 伝説が
時は流れて面影変われど
人…