「貴金属の出張買取業者です。ご自宅にあるものを査定させていただけませんか?」
「私は一人暮らしなので、息子と相談してご連絡します。」
「息子さんはいつ戻られますか?」
「息子は大阪にいるので夏に帰省すると言ってました。」
「わかりました。ところで、ご自宅にご不要な時計や貴金属はございますか?」
「亡くなった主人のロレックスがいくつかあったと思います。」
「それでは︑またのご連絡をお待ちしております。ありがとうございました。」
これは1月31日にイグレッタで行われた元埼玉県警察刑事の佐々木成三さんによる防犯講演の一場面です。
トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)は︑こんな電話をかけまくって次に襲うターゲットを探しています。
この電話によって、「ロレックスがあるような小金持ちの一人暮らしの高齢女性がおり、息子はお盆まで帰ってこない。
「という情報が伝わってしまいました。 佐々木さんは、「『攻める防犯︒隙を見せない防犯。』が何よりも大切だ。」と強調します。
たとえば「迷惑電話防止装置﹂がついた電話機や、「録画機能つきのドアホン」を使うなど、最新の家電を使うこともその対策の一つです。
「迷惑電話防止装置」のある電話では、「通話内容を録音します」という音声をながすこともできます。
犯人グループは、「騙しにくい相手だな」と判断して即座に電話を切り、次の番号に電話をします。
詐欺被害者の80%が、「自分は騙されないと思っていた。」と言うそうです。
プライドが高く、頑固な人が一番騙されるのです。
もし、自宅に警察官を名乗る男が来たらどうするか?警察手帳も簡単に偽造できる時代です。
佐々木さんは必ず名刺をもらえとアドバイスします。
「名刺がない﹂と言われたら、「所属先を紙に書いてくれ」と言いましょう。
犯人が「XX警察﹂という漢字が書けずに、捕まった例もあるそうです。
犯人グループは「機密保持法により、この通話の内容を家族に話すこともできません。」
などとデタラメを言って、周りに相談させないようにします。
何よりも大切なのは、その場で判断せず、家族や近所の人にすぐ話すこと。
普段からの近所付き合いが大切なのは、防犯も防災も一緒なのかもしれません。
防犯対策の詳細は、Youtube「佐々木成三の攻める防犯チャンネル」をご覧ください。
【さいたま市防災アドバイザー 加倉井誠】
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