
アルパインクライミングに向けた高所順応
パキスタン北部の町スカルドからジープで約2時間。
荒れた山道を進み、標高2500メートルほどの地点から、コサルガンを目指して歩き始めた。今回の目標は標高6000メートル。
実はこの登山には、K6でのより過酷なアルパインクライミングに向けた高所順応という目的もあった。
谷を奥へ進むにつれて、周囲には6000メートル級の山々が現れる。
途中で出会ったのは、なんと500匹ほどの羊の群れ。
山あいの道を埋め尽くすように歩く羊たちを横目に進んでいると、現地の人が作った石積みの小屋があった。
そこでチャイを入れてもらい、しばし休憩。標高の高い山奥で飲む甘いチャイは格別だった。
日本の山ではまず見ることのできない、パキスタンならではの山の風景と時間だった。
2500メートルから徐々に高度を上げ、テントで泊まりながら身体を高所に慣らしていく。
標高5300メートル付近まで到達したところで、相棒の体調が悪くなった。
咳と頭痛がひどくなり、この先さらに高度を上げるのは難しい状態だった。
6000メートルまであと700メートル。ここで無理をして登り続けるのではなく、K6本番を控えていることも考え、行動を止めることにした。
5300メートル地点に3泊して身体を休め、その後下山した。
今回はコサルガンの頂上には届かなかったが、2500メートルから5300メートルまで実際に行動し、高所で数日間過ごすことができた。
K6ではさらに高い標高で、より長く厳しい行動が待っている。
スカルドの街に降り、ゆっくり挑戦に備えたい。
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価格:4680円 |
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