挑戦者 鈴木雄大⑩ 帰国中は二子山(埼玉県小鹿野町)の岩場でトレーニング

皆さま、明けましておめでとうございます。
早いもので2024年もあっという間に終わってしまいました。
昨年はペルーアンデスとパキスタンでの6000m峰について主に書かせて頂きましたが、幸運にもどちらも良いルートから登頂できて、私にとっても大きな1年になりました。応援頂いた皆様、本当にありがとうございました。

さて、この12月〜年末ですが、私は主に埼玉県の岩場に通っておりました。
小鹿野町にある二子山という岩場をご存知でしょうか。
日本のクライミングを代表する岩場が、ここ埼玉県にもあるのです。
岩槻からは西方向に1時間50分ほどのアクセスです。
日本離れした圧巻の景色は、クライミングをしない人でも一度見にいけば感動すること間違いなしです。
(春先までは車道路面凍結の可能性があるので、十分お気をつけください。)

海外でのクライミング遠征から帰国すると、高所の影響やトレーニングできる環境がないため、ロッククライミングの力が著しく衰えてしまうのです。そんな遠征帰りの体にすばらしいトレーニングとなる舞台が、ここ二子山です。
大きく前傾した壁に奇跡的に続く大小様々な岩の突起を使って手掛かり足がかりとし、約20〜30mの高低差を登っていきます。

中でも12月23日に寒くなるギリギリのタイミングで登れた「任侠道」というルート。
これは私が今まで登った国内外の短いスポーツ的なルートの中でも、最高クラスに質が高いルートでした。
ルートの質ってなんだろう?と書き出すと、文字数が足りないので、割愛しますが、要するに、とにかく見た目がカッコよく、求められる動きがハードであり、ダイナミックかつ繊細で、適度なスリルもあるという岩登りの全てが求められるようなルートなのです。
3〜4年もかけて、この一本のために通うクライマーもいるんですよ!
何か一つのことに一生懸命打ち込むって素晴らしい!
【クライマー・鈴木雄大】

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