今年度のホタル観賞会は、季節外れの台風7号・8号の影響により、中止という苦渋の決断をいたしました。
25年間続けてきて、コロナ禍でさえ開催方法を工夫して実施してきた行事が、雨天を理由に中止となるのは初めてのことで、会員一同、大きな落胆を味わいました。
これまで7月第3土・日に開催していましたが、近年は地球温暖化の影響でホタルの発生時期が年々早まっています。
また、7月は夕立や雷雨の危険あるので、今年は6月下旬へ日程を変更しました。
しかし、その時期に季節外れの台風が相次いで接近し、皮肉にも開催日と重なってしまいました。
6月27日、28日の両日とも、小雨が降り続き、会場内には水たまりができ、遊歩道の足場も大変悪い状態でした。
来場者の安全を最優先に考えた結果、今年度は観賞会を完全中止とすることに決定しました。
一方で、中止のお知らせをご覧になれず来場される方もおられることを考え、駐車場近くの安全な場所にホタルの入ったケースや幼虫の展示を用意し、「ミニホタル観賞会」として楽しんでいただけるよう工夫しました。
当日は「せめてホタルだけでも見たい」と約40名の方がお越しくださいました。
幼虫の生態に熱心に見入る方や、暗闇の中でやさしく光るホタルに感動される方など、多くの笑顔を見ることができました。
また、お子様にはホタルを手のひらに乗せる体験も行い、「初めて触った」「きれい」と歓声が上がるなど、大変喜んでいただきました。
自然を相手にする行事だからこそ、人の思いだけではどうにもならないことがあります。
しかし、ホタルを見つめる子どもたちの笑顔や、やさしく光るホタルに感動する来場者の姿に触れ、『来年こそは』という思いを新たにしました。
来年度は満天の星空の下、多くの皆様と幻想的なホタルの舞を楽しめることを願っています。
【岩槻ホタルの会・新井 治】
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