気高く貴賓がただよう エーデルワイス

らうんじ【岩槻】特別編集ページtamakoti

高度2000m~2900mの高山帯にある石灰岩地を好むエーデルワイス。
環境へ適応した花には綿毛が密生して、羊毛をかぶったかのように見えます。
花は星のように長く、白い花びらを伸ばしているように見えますが、花びらのように見えるのは変形した葉であり、本当の花はその中心に立った小さく黄色い筒状の部分なのです。
咲く場所は高所で、名前にも気高さのある花ですが、同名の曲を子供の頃にリコーダーで練習した記憶もあります。
また、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のなかで歌われたでもありますね。
トラップ大佐がドイツに併合され消えゆく祖国オーストリアを想い、オーストリアの象徴としてエーデルワイスの花をいとおしみながら歌います。
そんなエーデルワイスの花名は、ドイツ語で「高貴な白」を表し、ギリシア語で「ライオンの足」を意味します。
和名では西洋薄雪草(セイヨウウスユキソウ)と呼ばれますていますが、色々と意味や名前があって何だかこんがらかってきますね。
花言葉は「大切な思い出」と「勇気」。
また、花言葉にちなんだスイスの言い伝えもあります。
ある登山家が地上に降りた天使に恋をしてしまいます。
かなわぬ恋に苦しんだ登山家が「どうかその美しい姿を見る苦しみから救ってください」と祈ると、天使はエーデルワイスの花を残し、天に帰ったといわれます。
エーデルワイスのように、大切な思い出が未来に向かって進む勇気になるように願っております。
【さかい】

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