ペナン島への移住から15年ぶりに帰国した良子さんは、浦和美園に住んでいる。日課となっているのは、毎朝の散歩。ペナン島では現地のお友だち数人と歩いていたので、そのなごりからか、自宅から1時間ほどの大崎公園までのコースが「何ともいえず心地いいです」と語る。一番の違いは、小鳥図のさえずりの愛らしさ。「やわらかいので、耳をすましたくなるほどです」と笑顔だ。ペナン島で出会った南国の鳥や野生の猿たちは、キーキーとにぎやかに鳴くので癒やされる機会は少なかったという。農家の柿の木の変化や柚子が色づくなど、毎日味わえる少しずつの変化も楽しみの一つだとか。飽きから冬にかけて開花する秋咲きの桜も目にし、珍しいとカメラに収めたが、どこか寂しげで春の桜に思いを馳せたくなるそう。大崎公園内には、ちょっと小高い人気スポット「青年の丘」もある。頂上でヨガのポーズを取っていると、遠くの方からフラミンゴの声もするようで…。何とも、心がなごむひとときだという。行き交う散歩中の方々とも気軽に挨拶したいと思いながら、返事はまちまち。少々寂しい思いも募ってくるようだが、小さなコミュニケーションを重ねて、明るく過ごしたいとも思えた。【増田啓子】
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