愛風の久毛です。二回にわたり「腰痛について書かせていただきました。腰痛は、誰でも経験しうる身近な機能障害だと思ったからです。でも、腰痛のある人を「障害者」だとは、誰も思わないですね?そうなんです。いわゆる公的に支援の制度などを使うことができる「障害者」には、基準があります。半年以上、改善することなく同じ機能障害が続いている…という期間の定めです。岩槻在住のみなさまに「障害について知っていただきたい」という投稿の目的からすれば、少し話が逸れているかもと考えてしまいました。しかし、とても特別なことと思っている方が多いのではないかと思いますので、書くことにしました。障害は、大病を患ったり、大ケガをしたり、生まれつきの不幸な何かがある人だけがなるものであって、自分には縁がないと…。でも、腰痛のように、それまで普通にできていたことが、病気やけがを境に、不自由になったり、大変な努力をしないとできなくなるようなことが、世の中にはたくさんあります。妊娠というおめでたいことですら、そうです。それまで自分の身体だけ動かしていればよかったのに、別の命がお腹に宿るのです。個人差はありますが、異物とみなす健康な免疫反応が強く発動すれば、つわりはひどくなります。四つん這いであれば、さほどではなかったであろう重さは、立位で支えるには、腰に大変な負担がかかる状態です。妊婦さんは大変なんです。このように、健康で障害には縁がない人であっても、一時的に機能不全になって、日常でできていたことを行うのがきつくなるとことはあるものです。それが、回復の見込み無く続く状態であると障害と定義されます。特別なことではありません。腰痛は、想像力を働かせやすいと思います。障害を持っている人は特別ではなく、私もみなさまも、いつか何かのきっかけで誰でもなりうることです。もしどこかで、何かに困っていそうな誰かをみかけましたら「私だったらどうしてほしいかと、想像していただけたらと切に願うものです。動けなくてもわからなくなっているわけではないし、何もかもできなくなっているわけでもない。みなさまと障害者の方は同じヒトです。【愛風・久毛】
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